電子書籍について考える-補足-

電子書籍について考える補足 副次的な問題としてiPadは年配者にとって福音かもしれないと書いた。パソコンを使いたくても使いきれなかった高齢者、ウチの嫁はん(笑)には福音かもしれない。嫁はんは別にしても年配者は、過去に習い憶えた読み書きは確か…

電子書籍について考える

電子書籍について考える 鳴り物入りでiPadが発売されたり、キンドル日本語版が今秋発売され、ソニーもリベンジで参戦するらしい。そこで佐々木俊尚さん『電子書籍の衝撃』を読みながら考えた。 読了してあれこれ考えてみて、やはり私にはあまり関係がな…

まる二年が過ぎて復活

中断していて丸二年が過ぎた。 難しく考えず、思いつくことを始める事にした。 今回は宣言だけ。

インターネット時代の本の展開について

インターネット時代の本の展開について ここで本といっているのは印刷本のことで いわゆるデジタルベースのe―ブックではない そこでは読み方が違うということなのだ いくら読みやすくなったとはいえ モニター上で長いシーケンシャスな文章を読むというのは …

ジャン=リュック・ナンシー『私に触れるな』未来社

ジャン=リュック・ナンシー『私に触れるな』未来社 ジャン=リュック・ナンシーの名前が、他の文献によく引用されるので、読んでみようと思っていた。田舎の書店にあったのがこの一冊だ。 このキリスト教神学における解釈を新たに試みるナンシーは自己―脱構…

二ヶ月近く入力しなかったこと

どうしてもブログの意味がつかめなくて二ヶ月近くなってしまった。ホームページを改変してそこを満たすコンテンツを探し出せなかった。 ブログとは、要は何かを誘い出すもんなのだ、という着想にいたってそうなのかと納得した。ホームページにアクセスしても…

尾崎真理子『現代日本の小説』ちくまプリマー新書

尾崎真理子『現代日本の小説』ちくまプリマー新書 面白い読み物を読んだ。ジャナリストが書いた現代小説考とでも言うべきここ二十年くらいの日本の小説状況を駆け足で語って見せてくれた。どのような小説が読まれ、また話題となってきたのかが概観できる。下…

G・ドゥルーズ『差異と反復』に挑戦する

G・ドゥルーズ『差異と反復』に挑戦する 文庫本が出版されたので、さっそく購入。これまで『意味の論理学』と『アンチ・オイディプス』も購入しているがほとんどわからない。 この手の本は学習しようとせまってはいけない。そんなこと不可能だからだ。すこ…

新しくホームページを改変する

公式ホームページとブログを繋ぐ方法が見えてこないので、完全分離を決意した。と同時にホームページを改変する。それは機能の分離であり挫折でもある。 しかしそれもしかたがないだろう。

マンションの管理人は「管理人」ではなく「管理員」だということ

マンションの管理人は「管理人」ではなく「管理員」だということ「管理人さ〜ん」と声をかけられて「いや、違います管理員です」といちいち言い返すわけにもいかないので、笑ってすませているが、決して管理人ではないのだ。というのはあくまで入れ替わり可…

ブログの文体について9

ブログの文体について9ブログという特別の文体があるわけではない。 ペットとの日常を連載すればペットブログになり、ゴルフに行った日々の記録とすればゴルフ日記ブログになるように、ごくごく日常の私的なことに終始することによって、ブログという形をと…

ブログの文体について8

ブログの文体について8 一枚のブログの言表とそれをつらぬくタイトルとしてのブログという位置について考えてみよう。この〈はてな〉のブログであれば、××さんの日記として、日付単位でなされている。 日記といっても様々なものがあって、ごく私的なものか…

ブログの文体について7

ブログの文体について7ハイパーテキスト的な文体とシーケンシャスな文体とを分けた後に、シーケンシャス的なもののもつ文体の可能性を詩的言語とアフォリズムにみようとした。 それではハイパーテキスト的なものは具体的にはどのような文体なのかというと、…

ブログの文体について6

ブログの文体について6ハイパーテキストの対極にあるのがシーケンシャステキストだろう。シーケンシャスとはひとつながりのものという意味だ。 小説とか人文書のように終わりまで読み取ることによって、全体の意味がわかるようになっているテキストのことだ…

ブログの文体について5

ブログの文体について5ブログをテキストとみると、それはたがいにリンクされた言表であることがわかる。それは百科辞典の記述などとおなじようにたがいにリンクされることをめざしている。ブログ一枚にコメントありトラックバックありのリンクの世界である…

ブログの文体について4

ブログの文体について4ブログの現在ということであるならば、〈はてな〉の取締役の梅田望夫さんにでも聞いてもらうしかない。 そうではなくて、ブログの文体の可能性のことである。 可能性とは言語のヴァリエーションのことではなくて、現在への可能性のこ…

ブログの文体について3

ブログの文体について3 本来ブログの文体についてというよりも、電子画面上の文字を読む文体のことで、特にブログにこだわっていたわけではない。インターネット上での文字の記載についての手法は横文字で30〜35字にして段落に分けるほうがよみやすいと…

ブログの文体について2

ブログの文体について2情報メモという視点から論を展開すれば、あくまでブログ上の言説はインフォメーションにしかすぎないということで、そこには語られたものでしかないという文体でもある。 しかしながらことばがすべてではないように、すべてを語りつく…

ブログの文体について

ブログの文体についてインターネット上のホームページに違う文脈のものを同在させることはできない。 同じようにブログにも文体はあって、それは、印刷物としてのBookとは相当ちがったものであるらしい。というのも、ブログ上での書きことばの文体はなじまな…

齋藤慎爾編『吉本隆明に関する12章』洋泉新書

齋藤慎爾編『吉本隆明に関する12章』洋泉新書あれだけ、読み続けてきたのに、吉本隆明について、ほとんど理解していないことを発見した。漫画や映画批評については、一言半句は記憶にあるが、それがどういうことだったのかかがわかっていなかった。それが…

岡崎武志『読書の腕前』光文社新書

能率よく読書して早く知識をえようという読書ではない。ゆっくりたのしんで読む読書について書かれている。それをアナロジーして「歩く」ことに似ているという。他に何かをしながらできるものではなく時間を占有してしまうものだというのがその似ている点だ…

ブログからの「読書イニシアチブ」ホームページ批判

何と言っても公式ホームページにある「読書イニシアチブ」の概念がそもそも不明であるてんが一番であろう。なにをイニシアチブするのかが明確でない。読書運動という名の読書推進運動ではないことはすでに述べられている。しかし、読書そのもにもりこまれて…

3月が終わって

2月に新たにホームページをブック案内を企画したのにはや3月には挫折した。 そこで4月からは改変して、「気まぐれ読書日記」とほんの紹介に分離した。さすがに、情けない気もするがしかたがない。批判すべきは継続しないということではなく、志向先が見え…

佐々木俊尚の本 公式ページにアップした

先週書評佐々木俊尚『次世代ウェブーグーグルの次のモデル』光文社新書をアップした。 書評は公式ホームページへ、そしてブログらしいブログをはてなにしようと思う。むしろその方が妥当だろう。役割ぶんたんではないけれど、守備範囲をおおよそ決めておかな…

どうしよう

先日から公式ホームページで読書案内なる日記を始めた。このブログとどのように区別したらいいのか、迷っている。 二段構えのブログというのもおかしいし、どうすればいいのだろう。機能を限定し方がいいのだろうか。 特に二分割しないほうがいいのか、わか…

ホームページを何で更新しようか

今年からは心を入れなおして何かを連続必要に迫られているのだが、なにを書いたらいいのだろう。要は毎日更新して新しいページにすることなのだが、何かいい考えはないかと探していた。書評は毎日書く能力はないし、そうかといって身辺雑記もありえないし。…

本田直之『レバレッジ・リーディング』東洋経済新報社

本田直之『レバレッジ・リーディング』東洋経済新報社この本はビジネス書の多読の勧めで、たんに多く読めばいいというものではなくて、それを100倍の利益に結び付けようというものである。1500円の本は150000万円にする事なのだ。レバレッジとい…

宮崎哲弥『新書365冊』朝日新書

宮崎哲弥『新書365冊』朝日新書新書流行りの昨今朝日新聞社も新書に挑戦して朝日新書を創刊した。営業的な思惑はともかく、その新書ブームの中ひたすら新書を読んできた宮崎哲弥の新書評価本である。 この手の新書の分類はメタ新書の発想で本のうえに本を…

伊井直行『青猫家族転転録』新潮社

伊井直行『青猫家族転転録』新潮社ちょっとしたひょんな事から読むことになった本。でもおもしろかったなぁ。主人公というのが五十歳代で十七歳の高校生とゼロ歳の娘がいると書き出しだしであれば、つかみはばっちり。それにおじさんだけど一昔前の若者小説…

鷲田小彌太『まずは「書いてみる」生活 「読書」だけではもったいな

鷲田小彌太『まずは「書いてみる」生活 「読書」だけではもったいない』祥伝社新書かなり定年を迎えるひとを意識しての「書くこと」のすすめではあるけれど、定年に関する記述は少ない。一般的な「書くこと」のすすめになっている。すべてはタイトルにしるし…