ブログの文体について

ブログの文体について

インターネット上のホームページに違う文脈のものを同在させることはできない。
同じようにブログにも文体はあって、それは、印刷物としてのBookとは相当ちがったものであるらしい。というのも、ブログ上での書きことばの文体はなじまない。むしろそこにあるのは、語りのパロールなのだ。具体的にことやかましくいいたてる、しゃべりのパロールでもある。
おためごかしに泣き落としもあるあのパロールなのだ。
それはおおよそ書きことばとしての文体とは遠いものだ。それというのもコンピュータ上で読めることばの数と緊張には限界があるということだ。それを許してくれるためには、それなりの画面上の工夫とそしてフォントの工夫が必要になるだろう。
はてな〉の画面構成は文字中心をコンセプトにしているので、比較的長い文体でも耐えうるが、それでもBookの比ではない。読みすすめていくことに耐える文字数は限られているのだろう。単に文字数だけの問題ではなく、Webの参加者が一っ所にとどまるガマンの限界というものもあるだろう。それを放棄すればあとには資料(印刷して打ち出すことを前提にした)として置いておくしかないだろう。
これはブログにはじまらず、メールマガジンもおなじことで、あのこまかい段落のメールを画面上で読むことは大変だ。むしろプリントアウトして打ち出しておいたほうが早く読める。
文字を追いかけるだけが読みではないことを考えれば、やはり読める量と大きさを考えておく事はさけられない。
論点は二つまで、多くてても三つ以上になると不可能だ。
アナロジーすべきは情報メモだろうか。