ヘリコプターマネーについて

今話題になっている、バーナキンのヘリコプターマネーについて考えてみた

財政ファイナンスではない政府への資金の供給ということ。

国債中央銀行が直接買い取る財政ファイナンスではないということ。

日本の場合は財政法5条で禁止されている。
(ただし、国会の議決があれば可能)


ベン・バーナキン氏はブログでヘリコプターマネーと呼んでいる
http://www.brookings.edu/blogs/ben-bernanke/posts/2016/04/11-helicopter-money?rssid=Ben+Bernanke


日本語で解説してくれた市川レポート
http://www.smam-jp.com/documents/www/market/ichikawa/irepo160427.pdf

市川レポートの解説を読むと中央銀行は金融政策目標(30~40兆円あるというデフレギャップの解消)を達成して、政府は債務が増えないのでWin、Winの関係だというが、債務もないし、担保もないお金ということであるなら、これはもはや市場経済ではない、贈与経済(つまり寄付、ないし賄賂、お小遣いの部類)だ。
法的にはどう整合性を付けるのだろうか。

それをMFFPsと言った。
マネーファイナンス財政プログラムと名付けている。


別に市場経済だけが経済ではないから、贈与経済があっても構わないけれど、その使い道が減税50%公共投資50%というのはあまりに能がない。デフレギャップを解消したいならBIをやるべきだ。
ちょっと待った。

それより消費税をゼロにした方が早いんじゃないの?
一気に8%可処分所得がふえるじゃない。