G・ドゥルーズ『差異と反復』に挑戦する

G・ドゥルーズ『差異と反復』に挑戦する


文庫本が出版されたので、さっそく購入。これまで『意味の論理学』と『アンチ・オイディプス』も購入しているがほとんどわからない。
この手の本は学習しようとせまってはいけない。そんなこと不可能だからだ。すこしでも引っかかったことだけを考えてみると、考えたことのほうが大切で、学習しようとするとすぐに忘れてしまうから、あまり意味がないのだ
これまでのドゥルーズとの出会いとは別になぜか「はじめに」で気に入ってしまった。

曰く
「哲学の書物は、一方では、一種独特な推理小説でなければならず、他方では、サイエンス・フィクション[知の虚構]のたぐいでなければならない」

曰く
「この書物は、別の意味でもまた、やはり弱点の目につくサイエンス・フィクションである。自分が知らないこと、あるいは適切に知っていないことについて書くのではないとしたら、いったいどのように書けばいいのだろうか。まさに知らないことにおいてこそ、かならずや言うべきことがあると思える」

いいね。いいね。

この知らないことに向かって書くというのはまさにそのとおりなのだと、手をたたいてしまった。よく承知していることを書くというのなら、わざわざチャレンジしてみることもないのだから。
やっと序章を読み終わったが、一週間ではむりだろうな。
長くかかるぞ。