ツイート集成1

田中宇さんがツイッターを始めて、それを集めた日々の「拙速分析」としてメールが来るようになった。長文のメールはと少し違うが、ツイートでは足りない分を補正して届く。私もツイッターにシフトしてブログがお留守になっているので、何とかしなければいけないと考えていたところなので、これを逆にとって、拙速分析どころか遅延メールとでも言うように集成してみる事にした。
私的なものは除外して読書に関係のあるものだけにしておこうと思う。
まずはこんな調子で、ここ二ヶ月のものを集めると次のようだ。
いかにもすくないのに驚く。仕事で読んでいるものはまだ書き出せないので、それ以外のものになるか。

2011.1.16
朝から松原隆一郎『日本経済論』(NHK出版新書)を読んでいた。経済論はブログ等で読んでいたので違和感はない。あるとすれば三章かな。子供手当てをばらまきと言う既成のバカにした単語で一括しているところぐらいか。よく考えられている
増補
そうとばかりはいえなくて、なぜ松原がこんなことを言い出すのかという点もある。それはメディアに躍らされていると感じる部分が非常に多い。

2010.12.26
今日の朝日新聞永江朗さんがインタビューに答えて『もしドラ』が、ヒットってねらって出せるものだと驚いたと答えている。小さなコラムで、ビジネス書をライトノベルの形式で書くというアイデアはいいが、文章がダメだと切って捨てていてその通りだと思った。でもいいものと売れるものは違うということだ。

2010.12.7
萩野正昭さんの『電子書籍奮戦記』を一気に読んだ。萩野さんはエキスパンドブックがでたとき知って、早速購入した思い出がある。ただし、それでブックを作ったかというと、別の文脈で作品が書けなかったので、せっかくのツールを持ったのに書けない日々が続いた。宝の持ち腐れに終わってしまった。
萩野さんがこれまでの18年(マルチメディアを含めると40年以上)を一気に語り尽くした感がこの本にはある。これまでの知っていること、知らないことなどを含めて、あらためてこの人はパイオニアなのだと思う。そして、信頼のおける人だ。
註 2011.1.16朝日新聞の書評に紹介されている。
2010.11.26
今日の読書は、高橋伸夫『ダメになる会社』。先の『組織論』以後なんだか説教じみてきたと思うのは私だけだろうか?わかっているって、と言いたいのに。これまで高橋伸夫の著作を読んできた人はきっとそうだろう。
高橋伸夫によると、単にお金を儲けたいとか、ちゃちゃと社長になりたいというような不純な動機ではなく、起業には志がなければならないという。それを高橋は「資本主義の精神」とよんだ。高い志がないとなぜ会社という組織を作り出したのかという意味がないという。
註 経済関係では松原隆一郎さんと同様信頼している人。