秋の正倉院展に行ってきた

昨日皇太子ご夫妻がおいでになった、というニュースが流れたからだろうかけっこう込み合っていて、平日ならゆっくり見れるかと思ったのが失敗だった。だたし今回は展示物の解説講義を聴けたのでそのぶん収穫だった。会議室でスライドを使って二十五点ぐらいを選んで解説してもらった。解説を聞いてから実際に文物をみると想像していたよりも小さかったり、また経典などは凄く達筆な文字で印刷かと見間違うほどの整然とした写本に感心した。このように小さな文字でそれも楷書で書いてあるというのがすごい。
それは「大方広仏華厳経」であったが「聖語蔵」（正倉院の脇に立つ経典を所蔵していた建築物）にはこの華厳経が多いとのことだった。
久しぶりに出かけた正倉院展だったが、（実は招待券をＹマダムよりいただいたので出かけたのだが）たのしかった。先回はもう十年ぐらい前になるが、人ひとばかりで酔ってしまってそうそうに帰ってきた記憶がある。
帰りに釜飯の「志津香」へよってみるも待ち時間二十分というので断念した。
写真は入り口付近、出てきたときにはもう混雑はしていなかった。また修学旅行のシーズンなので学生さんたちがいっぱいでかなり混雑する奈良公園だった。これも季節を感じさせる風景だ。